top of page

一般個人・団体向けプログラム

2026年4月より、奥能登(石川県珠洲市)にて提供開始。
茶道の命、「菊炭」が生まれる“柞(ハハソ)の森”へ。
循環する里山で「火」の原点に触れる、
1日1組限定プログラム

ノトハハソでは、茶道をはじめとする伝統文化を探求する個人のお客様を対象に、奥能登の里山にて、茶道用木炭(菊炭)の生産現場を巡る、1日1組限定の特別な体験の提供を開始いたします。

2025.12 株式会社ノトハハソ

企画の背景:
「ハハソ(柞)」——繰り返し恵みをもたらす森の記憶 

社名にある「ハハソ(柞)」とは、炭の原料となるクヌギやコナラの古名であり、「母なる森、祖なる森」を意味します 。伐採しても切り株から「ひこばえ(若芽)」が萌え出し、8年の歳月を経てまた炭となる。私たちはこの循環の中で、茶の湯の精神性を支える「菊炭」を焼き続けてきました。度重なる震災と豪雨を乗り越え、自然と人の共生を問い続ける今だからこそ、道具炭の背景にある「森の営み」に触れていただきたい。本プログラムは、そのような願いから生まれました。

プログラムの特徴:
五感で「循環」に身を置く3時間

本プログラムは、単なる見学ではありません。奥能登の自然と、この地で続く炭やきの系譜、そして職人の不断の取り組みを肌で感じる「探求の旅」です。

1.「菊炭」が生まれる現場、再生への「窯」訪問

茶席を陰ながら演出し、美しく燃え残る「菊炭」。その精緻な断面がいかにして生まれるのか、原木の選定から製炭の工程に至るまで、職人が解説します。 私たちの工房は、能登半島地震と豪雨により甚大な被害を受けましたが、伝統的な土窯の技術を継承しつつ、災害に強い「金属窯」を新たに導入し、再起を果たしました 。新旧の技術が交差する工房で、窯の熱気や芳醇な燻煙の香りに包まれながら、「木が炭になり、火となり、灰を残す」 という炭の在り方に向き合います。

2.命巡る森を訪ねる

工房を後にし、炭の原木であるクヌギが育つ「柞の森」へ移動。かつての耕作放棄地を開墾し、ボランティアの皆様と共に一本一本植林を続けてきた場所です。

3.1日1組限定、炭やき職人との対話 

ご案内は1日1組(最大6名)に限定。ノトハハソの代表であり炭やき職人でもある大野長一郎と膝を突き合わせて対話ができます。

プログラム概要

名称

奥能登「柞(ハハソ)の森と炭の探求」~茶の湯の原風景を訪ねて~

開始時期

2026年4月(予定)

開催場所

石川県珠洲市(株式会社ノトハハソ 工房および植林地)

所要時間

約3時間(開始時間は、ご相談ください)

定員

1組 2名~6名までの完全予約制

価格

1組 30,000円(税込 33,000円)
※料金に含まれるもの:専属ガイド料、炭やき窯・植林地見学料
※集合場所までの交通費、昼食代は含まれません。

対象

茶道愛好家、伝統工芸・日本文化に関心のある方

【本件に関するお問い合わせ】  

Email

(山林での作業等により電話対応が難しいため、お問い合わせはメールにてお願いいたします) 

bottom of page