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​茶道用炭

植林した奥能登産クヌギを使用(稽古用には奥能登産の自生ナラも使用)。

茶道用の道具炭として、「輪胴」「胴炭」「輪炭」「丸毬打(まるぎっちょ)」「割毬打(わりぎっちょ)」「管炭」「割管炭」「添炭」などの種類をご用意しております(それぞれ炉用/風炉用)。流派によるオーダーメイドにも対応しています。

茶道炭種類

ノトハハソが目指している茶道用炭は、以下の通りです。

・火付きが良い。

・適度な火力。火持ちが良い。

・「爆ぜ」がない。

・燃えている時に、炎や煙が出ない。

・燃えている時の、ほのかな香り。

・燃え尽きる時に炭がそのままの形で残る。茶道では「尉」(じょう)と呼ばれます(能楽で老翁が頭に白い雪をいただくことに由来)。

・樹皮が木に密着して隙間が無い、切り口が「菊の花」様になっているなど見た目の美しさ。​​

最高品質の炭「柞」について

茶道用炭の中でも、大野が厳選したノトハハソの炭品質を象徴する特別な炭が「柞(ハハソ)」です。切り口が真円に近い、細かな割れが多く均等に入っている、樹皮が隙間なく密着している、各規格(直径と長さ)のブレが少ない、側面に節が無いという「見た目の美しさ」と、精錬度(※)6~8という、火付き、火持ち、火力のバランスの良さ、割れにくさ、炭の形を残したまま燃え尽きる、焼き締まり具合など「ちょうどよい使いやすさ」を極めた炭となっています。

※精錬度: 木炭精錬計で炭素の純度を計測した際の、炭化の度合いを示すもの。数値が低いほど炭素の純度が高い。

囲炉裏・火鉢用炭、グリル用炭

植林して育てたクヌギと、奥能登の自生ナラを使用。茶道用と同じ炭やき方法で製造しており、茶道用炭と同様の高い品質。グリル用炭(飲食店用、パーソナルグリル用)は、食材を時間をかけてじっくり調理するのに最適です。

ノトハハソの炭は、珠洲市の名旅館「さか本」でおもてなしの火として囲炉裏で使用されています。また隣接する七尾市の「一本杉 川嶋」(ミシュランで星を獲得/地震被害で休業中)でも、調理用の炭として使用されていました。

炭オブジェ(開発中)

奥能登のクヌギの森を感じさせる、インテリアオブジェです。ひとつひとつ大きさも形も異なる工芸品です。茶道用に焼いた最高品質の炭を利用しています。奥能登の土を使った伝統的な焼き物「珠洲焼」のプレートや、能登産の和紙と組み合わせた商品を開発しています。

炭にはお部屋の浄化効果(消臭、湿度調整、有害物質吸着)があり、悪い邪気を吸い取ったり、結界を張るなどのスピリチュアルな意味もあると言われています。ちなみに、茶道ではお正月または初窯の際、一年の茶の湯成就を願って「飾り炭」として炭を床の間などに飾る習慣があります。

コスメ原料用炭

英国発のナチュラルコスメブランド「LUSH」に、洗顔料「ブラックダイヤ」の原料として炭(クヌギ炭・ナラ炭)を供給しています。

また、石川県奥能登発のヘルスケアブランド「NAIA」の洗顔フォーム「菊炭&熟成酒粕配合 洗顔フォーム」にも原料となる炭(クヌギ炭・ナラ炭)を供給しています。

NAIA菊炭&熟成酒粕配合 洗顔フォーム クスノキ

木酢液

木酢液とは、炭やきの際に出る煙を冷却して得られる液体のこと。原液は強酸性。です。有機酸やアルコール、フェノール、ビタミン、ミネラルなどの成分が含まれており、希釈して散布し有用な微生物や成分を増やすことで、植物が健全に育ちます。また土壌に散布することで、土壌中の微生物を増やし根の栄養補給を助けます。

クヌギ・ナラなどの広葉樹の木酢液は、特に品質が高いと言われています。ノトハハソでは、「木竹酢液認証協議会」の認証を取得。炭やきの副産物も最大限活用しています。

木酢液ボトル

床下調湿用炭、土壌改良用炭

多孔質の炭には吸湿・消臭効果があり、家屋などの床下などに敷く炭として活用されています。また細かくなった炭は土壌中の水分、肥料を吸着し保つ機能もあり、カルシウムやマグネシウムなどの成分も含まれていること、また、微生物の活動が活発化することで、土壌改良に役立ちます。

奥能登の森と炭やきから生まれたノトハハソの炭を、機能を活かして無駄なく使い切るとともに、炭素を固定し地球温暖化防止への効果もあります。

体験事業

ノトハハソでは、2015年から10年以上、一般の個人や団体、茶道関係者向けに、炭やきのものづくり現場体験・植育林体験・クワガタムシ採集体験などの提供を行ってきました。
また、2025年企業研修の専門家による検証などを経て、伝統産業としてのあり方などがビジネスマンの学びにつながる可能性も見出したことから、企業・団体研修のフィールドとしての体験提供も開始いたします。

一般の個人や団体向けにノトハハソが提供できる体験は、以下の通りです。

  1. 茶道用炭のものづくり現場の見学

  2. 植育林体験

  3. クワガタムシ採集などの自然体験

団体や旅行事業者さまの、ご希望・ご要望に合わせ、可能な範囲内で柔軟な対応を行います(体験の提供可能な時期は、体験内容によって異なります)。
なお、2026年、これまでのノトハハソ自身の取り組みをふまえて、企画した「1日1組」限定のプログラムを開始します。

また、企業や団体研修のフィールドとして、ノトハハソが提供できる体験は、以下の通りです。

  1. 自然は豊かだが過疎が進む奥能登で、事業を営むことの実態

  2. 茶道炭という最高品質を追求するものづくり(伝統を支える伝統、クヌギの植林から始まる持続可能な循環型事業)

  3. 度重なる自然災害被害からの事業復興・回復の取り組み。

事業承継から20年以上、奥能登の地で、震災を乗り越え事業を繋いできた当社代表の大野長一郎と対話しながら、伝統産業の現場や被災からの復興が分かる現場を体感いただくことができます。
企業の人材開発のご担当者さま、企業向けに研修プログラムを企画される専門事業者さまの、ご希望・ご要望に合わせ、可能な範囲内で柔軟な対応を行ないます(体験の提供可能な時期などは、体験内容によって異なります)。

なお、2026年、第一弾として、経営者・次期ビジネスリーダーに向けた、企業・団体向け越境研修プログラムを開始します。

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